新しいものよりも、朽ちていくものは様々なものを生み出します。生むと言うよりこの際は吐き出すと言った方が良いでしょう。人間と同じです。あらゆる動物もそうですが、それは老廃物、もっと言えば吐しゃ物かも知れない。
余計なことを書いてしまいました。言葉でそんなことを言えば、恐らく絵を描くほとんどの人を敬遠させるでしょう。私はそんなものを描かないと。しかしこれは言葉でそう表現するからであって、別の見方をすればそれらはまた個別の味わいをもっていることが解るでしょう。
実際私たちは、もしかしたら私個人かも知れないですが、古くて補修が要る程のガード下などに魅力を感じたりします。生物学的に不快にさせるものとはまた別のものです。朽ちていく姿は別の何かを生み出していると私は考えます。
描けば何でも魅力が備わる。実際優れたアーティストの手になればゴミひとつさえアートに生まれ変わります。私は、綺麗なものしか描かないタイプではなくてどちらかと言えばそちらを目指していると言えるでしょうか。
しかしどこに比べてどこが良いとかの話ではありません。意味ありげなことを言っても、結局私は過去にSF系のアートが好きであって、それにも幾つかの種類に分かれ、ややミステリアスホラー系の方が虹色のファンタジーよりも好きなのでして、つまりはそれが尾を引いているに過ぎないのだと思います。
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