分岐点みたいなものが見えるのです。そのまま具象に進むか抽象風にした方が面白いか。いつの頃からかこれが顕著になりました。
以前ならこういうことはありません、そんまま何の疑問も感ずるところもなく具象に走りました。しかし一旦別の表現を試み始めたものには、それに応じて分岐点が増えてきます。これは苦労とも言えるし楽しみとも言えるものです。
今の私にはは克明描写はかなり遠い存在になりました。もっとも、最初からあそこに入る素地はまったくありませんでした。子供のころからそうでした。せっかくの絵画なのに何故あそこへ行くのか、という疑問もあるにはあるのですが、そこは個人の自由であります。人にはそれぞれの世界がある。
こういうことですので、具象であってもなるべくはその人個人の表現方法が如実に表れている描画に私個人としては魅力を感じます。この絵も、具象で行くにしても、ここから様々な方向へ持っていけます。
しかしこのブログでは概ね抽象現代風でまとめたいと思っています。模索を進めているわけです。そしてずっと模索が続く。
何故と思いつつの毎日です。不透明な水彩です。