他人にどう見えようが、それは問題ではないのです。自身でそこに何かを感ずればそれで良い。いつの日だったか、私が街の図書館を訪れた時、駐輪場の壁に偶然残された雨の染み跡が眼に入りました。
夜会
それは本当に誰の作為でもなく勝手にそうなったものです。そこに面白さを感じるとはどういうことでしょう。一々の分析はこの際止めておきましょう。早く言ってしまえば単にその模様の類が私の好みだっただけかも知れません。言葉を沢山乗せて尤もらしくすることもできるかも知れませんが、私はそれをずっと避けています。そういうことはむしろ面白くないのです。