2025年7月31日木曜日

具象抽象と情けなくもあるが

片方で具象を描いているのです。私はあまり丁寧な段取りをやりません。性に合わない。いきなりバシャバシャと置いていく。だから最初だけをみると、いったい何を描こうとしているのかすら知れない。


ところがこの頃はむしろその段階の方が面白いと感じてしまうのです。 もちろんそのままでは作品にはならないけど、そのまま完成を目指すよりも他へ持って行った方が面白いと、そう感じ始めて以後は、もう物事が一定方向に進まない。もっと言えばだんだん具象画描けなくなってきつつあります。

それはそれでよいのですが、同時に困ったことでもあります。そのまま具象へ進んだら、後の展開が退屈で仕方がないのです。これっていったいどういうことなんだろう。

いや、抽象に引っ張るにしても到達点はここではない。もっと描き込まねばならない。双方に時間を割いて、それはそれで良いのだろうか。いつも迷います。私の人生に、もう残りは多くありません。

しかし一方で、どの道たいしたことなどやっていないので、あれこれ悩んでも無駄。そんな気もします。今は今、楽しめることを素直にやりましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿